クンルンネイゴンとの出会い 魂の覚醒の道へ

第18話 クンルンネイゴンとの出会い 魂の覚醒の道へ

 

四国から群馬へ帰り、音楽活動を始めた私。
過酷な体験から音楽に救われ、自分を取り戻していく中で、
更なる魂の本質への回帰が始まります。

実は、四国へ旅立つ直前に、voiceの冊子にクンルンネイゴンの新しい講座が掲載されていました。

スピリチュアル全般を扱うVOICEの中では珍しく、西洋系の物の中に東洋系の講座が際立っていました。

幼少期キリスト教の西洋系の世界観の中で育った私は、
10代後半から東洋思想に目覚め、東洋系のものに惹かれていたので、すごく印象に残りました。

なによりも、講師のマックスクリスチャンセンの写真に釘付けに。。!!
もう本当になんの根拠もなく、なぜか「この人大好き!!絶対に会いたい!!!」と思った私。
自分でも何故だか全くわかりません(笑)

 

そして、クンルンネイゴン講座に参加しようかどうしようかドキドキしつつも、
その時は旅のお誘いのチャンスの方が大きく、四国唐人駄場遺跡へ行ったのでした。

 

そして、四国でスピリチュアルの闇地獄を体験し、
古代中国の神の道に救われ群馬に帰り、
ボロボロの心身を音楽が救い、
なんとか自分を取り戻していったものの、
四国で体験した傷は深く自分を蝕み、
依然として深い苦痛としてあり、
深く魂からの解放を求めていたところに、
再びクンルンネイゴンの講座のお知らせがありました。

 

その時はすでにマックスクリスチャンセン氏の講座ではなく、
新しい日本人講師、kan.氏と伯井由紀氏の二人の講座になっていました。

kan.氏のいかつい風貌の迫力に圧倒されて若干迷いつつも、
やはり魂の渇望には抗えず、藁をも掴む思いで受講を決めました。

四国行きの前に既に出逢いが決まっていたのでしょう。
四国での荒行を経て、やっとクンルンネイゴンに出逢えたのです。

 

人生の大きな転換や解放の時は、強く惹かれると共に、強い恐怖も伴います。
でも、本当に必要な道は、恐れのドキドキを超えて、飛び込んでいくのです。
バリ島の時も、四国の時も、やはりそうでした。

 

そして、ついにクンルンネイゴン講座初日。
めっちゃドキドキでした!!!

 

緊張する会場にkan.氏が悠然と現れると、どよめきが起こる。

あまりの大きさと、その風貌の異様な迫力に、誰もが驚きのどよめきを上げるのでした。
私もまるで出会ったことのない、とんでもない存在であることがわかります。

会場をぐるりと見まわす鋭い視線のkan.氏と一瞬目が合い、
「来たな」というサインを受け取りました。

ええもう、自分でも何だかわかりませんが、何か深いコンタクト。
気のせいか妄想かと思考は混乱しますが、肚にドスンとくる感覚。
その謎は後にわかるのですが。

kan.氏は覚醒しているので、会場をぐるっと見渡すだけで、
誰がどんな修行をしてきているかが一目でわかるのです。
全てお見通しの、本物の、覚者でした。

「ついに来てしまった。。。。」

私は観念するようなもう戻れないような、でも魂は知っているような、なんともいえない不思議で複雑な感覚に包まれていました。

そして講習が始まり、kan.氏の一言一句が、ずっと魂が求めていた答えのように響き、
まるで清水のように、渇望して乾ききっていた私の心身に流れ込んでいきました。

 

なんていうことだろう。奇跡だ。
なぜこの人は私が求めていることを知っているのだろう。
いや、私がそれを求めて逢いにきたのだ。

 

四国での違和感と苦痛でしかない偽善に満ちた窮屈な牢獄のスピリチュアルとはまるで比べ物にならない、
壮大にして無限で清らかな水の如く宇宙の如くの教えに、私の魂は心底喜んでいました。

 

「ああ、やっぱり私の感覚は間違っていなかった。」

 

世界的、歴史的な覚醒マスターを前に、私の魂は四国での牢獄から解放されていきました。

 

私が四国でいつも深い部分で感じていた違和感の感覚は、
四国のスピリチュアルグループメンバーには誰一人わからないし、通じることはなく、

私はグループに加わりながら、いつもひとり孤立し孤独だったのです。
たとえ人が周りにいようと、真の理解者でなければ孤独同然なのです。
四国では私はまるで違う世界の異国の異教徒の中に捕らわれている迫害者のような感覚でした。
実際魂の世界ではそうだったのだと思います。

 

群馬に帰り、やっと同胞たちの元に戻れってこれて安堵したのです。
そして更にクンルンとの出会いに救われました。

 

そしていよいよクンルンネイゴンのトランスミッション。
歴代1000人以上のクンルンマスター達からの、霊的なトランスミッションです。
とんでもないですね。

そして、さらにとんでもないことが。。。

 

トランスミッション後、様々なことが起こります、と事前に案内は受けていました。

 

そこで私が体験したことは。。。。

 

まず、身体が勝手に動き出して止まらない。

そして、笑い出して止まらない。

そして、kan.氏が近づいてくる気配を感じると共に
(目を閉じているので見えません、完全に感覚が開いていました)
何かが深い部分からぐわわわわ~~~と出てきて、大号泣。

嗚咽する私の耳元で、kan.氏が何かを囁いています。
聞いたことのない異言語で何か話しかけてくれています。
私は頭では何のことだか全くわからないまま、
まぜか、同じ異言語で返事をして会話をしているのです。。。!!!

全くもってアンビリーバボーな状態ですが、
私は何かを必死に訴えています。それに頷くkan.氏。

そして「戦いは終わった」と、kan.氏日本語で一言。

私は不思議と落ち着いていって、その後覚えていない深い領域に入っていきました。。。

 

一体何が起きているんだろう。。。。?!!

 

でも、クンルンで起きたことは、囚われず、手放していくこと、
と教えられます。
謎に包まれながらも、それ以上深追いせず、終了したのでした。

 

でも、休憩時間のお話タイムで、
「あれは何を話していたんですか?」と聞いてみたら、
「あ、意味わかってませんでしたか?」と聞かれ、
「全くわかりません」と答えると、
「あ、そうなんですね」と言われ、
どうやらkan.氏は私がわかっていると思って話していたようです。
「そのうちわかる」とにこっと微笑み、煙に巻かれました。

 

でも、「順調に準備を進めてきていますね」と言われ、
ああ、波乱万丈災難続きだったけど、ちゃんと進んでいたのかーと
ちょっと安心したのでした。

 

そして、四国での体験も話してみたところ、
「それはエゴのヒーリング」の一言。

全てを見通す世界的、歴史的覚醒マスターを前に、確定。

 

やっぱり私の感覚は間違ってなかった。
やっと冤罪が晴れたような気持ちでした。
なんて小さくて狭い世界に閉じ込められて、苦しんでいたんだろう。
世界はこんなにも大きいのに。

先にクンルン講座に出ていれば。。。と後悔しつつも、
必要な運命だったのだと受け入れるしかない。

 

ここまでこれた自分、よくやった。

 

そう思うと、私はクンルンネイゴンに出会うずっと前から、
既にこの道を歩んできたということになりますね。

 

ここからまた生まれ変わって新しいストーリーがはじまる。