縫い物の尊さと、着物に込められた愛。

ああ、縫い物が尊すぎた。。。途方もない愛。

 

 

先日母娘三人で母の日界に、群馬の日本絹の里の展示

「若槻せつ子打掛ドレス展」を見に行きました。それは素晴らしく感動しました!

https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/society/288717

 

そして会場にいらしたせつ子先生から

「あら、素敵な着物ね!形はどんなでもいいから、どんどん着ていってね!」

と嬉しいお声かけをいただきました。

 

そしてなんと、今回の展示会のスタートを

絹の産地の群馬をリスペクトして

絹の里を選ばれたそう。群馬県民として嬉しいですね!

 

私の母方の祖母は着物で毎日を暮らし

父方の祖母は蚕を飼って養蚕をしていたので

それを話したらとても喜んで下さいました。

 

そして会場には99歳のおばあさまが母娘三代で観にいらしていて

お元気に「まあ、打掛!」とご覧になっていました。

 

とても素敵な循環が産まれている会場で

せつ子先生の情熱と人柄の良さと絹~着物への愛を感じることができました。

素敵な打掛ドレスはこちらからご覧ください。

http://setsuko-wakatsuki.com/old/index.html

 

 

そして。

昔は今みたく服は売ってない。みんな自分で縫ってた。

そうだ、女達が、長い歴史の中で、連綿と続けてきたこと。。。

そこと繋がったら、縫い物はなんと尊いことか。

こんなに尊いことだったのか。。。我ながら唖然とした。

 

嫌いではないけど細かい手作業が苦手で気が進まなかった縫い物。

 

苦手意識を超えてやってみたら、まあなんと尊いことか。

祖母の渋い紬の着物を普段着ワンピースにしてみようと

当てずっぽうで縫い縫い。

縫い縫いしてると不思議と落ち着く。

 

ああこれは瞑想だなあ。

昔は生活の全てが瞑想だったんだ。

 

そして衣服を作るのは

食事を作るのと同じく大事なことだった。

裸で暮らすわけにはいかないからね。(裸で暮らしたいけどw)

 

スローフードと、自然食はあるけれど、なるほど着るものも同じだ。

そしたら着物は究極のスローな自然服なわけだ。

そうか、だから着物を着たいんだなあ。

 

もっと簡単に楽にと思ったら湧いてきた着物ワンピ。

着物は500年以上も同じ形。

切らずにそのまま縫い合わせたらできるかも。。

(難しいことはできないし)

あとは着物巻きスカート。

このくらいならできるかもしれない。

 

ミシンという文明の利器もあるし。

苦手意識を超えてずっと妄想だけだったことを形にしてみよう。

ものつくりはきっと途方もない失敗から産み出されるのだ。

 

着るものの歴史に想いを馳せたら、、

糸の素材から育てて、糸から紡いで、織って、、、

尊すぎて気が遠くなりました。

それは途方もない愛なのでした。

 

おばあちゃんは家族みんなの着物を縫っていたし

洋裁好きの母は可愛い服をたくさん作ってくれたなあ。

みんな愛を身に纏っていたんだ。

はああ、尊い。。。

 

ああそうだ、この目覚めは、蓮糸で織られた布に触れた時に

物凄い深い感覚に繋がったんだった。それから続いてる。

身体の感覚が教えてくれたんだなあ。

 

着物で手縫いシルクを身に纏うスロースタイルの贅沢を生きよう。

 

 

 

💖ひめみこ着物サロンで着付け体験できます💕

普段着れない可愛いアンティーク着物変身しにきてね💗

着付けレッスン付き3500円~🌸

着物1000円セール中👘

 

着物サロン